| 
              前回までのあらすじ 
 
 氷室鐘が遊びに来た。 
 色々ばれた。 
 士郎ちんピンチ。 
 
 
 
 
 
「――と、いうわけなんだけど」 
 昼過ぎ、衛宮家居間。 
 そこにいたのは遠坂凛、間桐桜、セイバー、ライダー、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。 
 それだけならばいつもの面々。 
 騒がしいが、平穏とはいえないが、それでも日常を繰り広げてきた愛すべき面々。 
 しかし今日はそれに加えて客人として訪れた氷室鐘。 
 急遽開催された衛宮士郎脳内会議において『はいいろのあくま』の称号を全会一致で承認された彼女を前にして、俺は説明をしていた。 
 何って今年に入ってからの怒涛の一年間を。 
 俺とライダーと桜の三人(+たまに藤ねえ)で暮らしていた平凡な日常を経て遠坂帰還後の怒涛編、セイバーとイリヤが戻ってきての驚天動地編と出来る限り脚色は無いようにと言うか実際にあった出来事も控えめに。 
             もちろん魔術や英霊などと言ったことは隠して説明したんだっけど、我が家の日常は結構非日常だったっぽい。自分でも説明しながら振り返り、『あれ、こんなに波瀾万丈だったっけ』などと思ったりもした。 
             あともかくそんな感じでたっぷり一時間ぐらい説明し、お茶を挟んで氷室からの質疑応答と我が家の面々の意見発表を終えたころにはもうおやつの時間になっていたので、今はみんなでドラ焼きをぱくついている。 
 とりあえずこれで俺に説明出来ることは説明した。 
             一通り聞いて満足したのか、氷室は茶を一口啜ってから重々しくうなずく。 
「なるほど、大体の事情は理解できた」 
 そりゃ理解できただろうよ。 
             一応色々とアレなこととか隠したいことはあったんだけど、その度に鋭敏に察知されて根掘り葉掘り聞き出されてしまった。魔術どうこうではない部分を。 
 勿論こちらも無抵抗ではない。 
 衛宮士郎でははいいろのあくまには太刀打ちできないかもしれないが、衛宮家にはあかいあくまがいる。 
「氷室さん、あなたの気持ちもわかりますけど。士郎のプライベートをあまり――」 
「ふむ。普段は『士郎』と下の名前で呼んでいるのか」 
 あかいあくま、うっかりにより撃沈。 
 その他にくろいまおう、しろいこあくま、むらさきのきへい、ぎんのきしおうと一通り 立ち向かって全滅した。 
 と言うかうち二人が包み隠すどころか脚色して話すので一部暴力的な手段を織り交ぜつつ話をまとめたので時間が掛かった。 
 ちなみに問題児は白いのと紫のである。今更言うことでも無いが。 
 まあさておき、はいいろのあくま――氷室鐘は望む情報を手に入れた。 
 いやまあこんな情報を手に入れても近所の奥様連中の噂がレベルアップするぐらいだとは思うがとりあえず我が家の事情は一通り察したと言っても過言ではない。 
「なによ、文句あるの!?」 
 緊張に満ちた沈黙に耐え切れなくなったのか、遠坂が逆切れ気味にそう言うが氷室はなんら動じたようには見えない。 
 しかしきょろきょろと、説明が終わった今の状況で見回して周囲の心配そうだったりうずうずしてたり威嚇してたりもう飽きて欠伸してたりする一同を見てから、初めて慌てたように手を振りながら口を開いた。 
「ああ。いや、すまなかった。あくまで個人的興味で聞かせてもらっただけで、それ以上私がどうこうしようとは思っていない」 
 そんなことを言ってから続けて、 
「まあさすがにここまで騒ぎになるとは思わなかったが。すまんな、衛宮」 
「あ、いやそれは別にいいけど」 
 深々と頭を下げる氷室に慌ててそう声をかけるが、侘びを辞めるつもりはないようだった。 
 さすがにこの反応は誰も予想していなかったのか、周りを見ても皆毒気を抜かれたような顔をしている。 
「他の皆はともかく、学園在籍中の衛宮と間桐には問題があるだろう。この家でのことは消して口外しないことを誓おう」 
「いや、そこまで重大なことでもないと思うんだけど……」 
 藤ねえも知っていると言うか一応認めていることだし。 
 まあ確かに学校に知れたら何かあるかもしれないけど、何かこの前戸籍までいじってたしなあ。学校が今更なにかできるレベルでもないんじゃないかと思ったりもするのだけど。 
 とりあえず氷室に悪意は無く、ただ単に好奇心から色々と聞いてきただけだと言うことはわかった。 
 えーと、こういう時にどうするべきか。 
 何か気まずい。 
 そうだ、別に氷室は敵ってわけじゃなくて我が家の近況聞いてきただけだし。 
「えーと、氷室は最近どうしてたんだ?」 
 なんとなくそんなことを聞いてみる。 
 沈黙が重たくて嫌だったので何か喋らなければ、と思ってとりあえず思いついたことを聞いて見たのだが、氷室は思いのほか素直に答えを返してくれた。 
「ああ、そういえば言ってなかったか。穂群原卒業後、美大に通っている」 
 そう言って電車で数十分の距離にある美大の名前を口に出した。 
「え? 氷室さん、陸上部だったと……」 
「あれは事情が――まあ平たく言えば蒔の字の素晴らしく個性的かつ強引な勧誘があったのでな」 
 ああ、と。 
 質問した遠坂も『穂群原の黒豹』と誰も読んでないあだ名で盛んに自己主張していたもとクラスメイトを思い出しているようだった。そして一瞬後になんとも苦々しい表情を見せた後「苦労したのね」とぼそりと呟いて氷室と握手を交わしていた。 
 よくわからないけど敵の敵は友って認識でいいんだろうか。 
「まあ、高校のときも時間を見て絵は描いていたしな。正直厳しかったが、今はなんとか美大に進んで絵を描く毎日だ」 
 そういう氷室の顔は晴れやかなものだったので、今の生活になんら不満はないのだろう。 
 少し意外だったが、本人が満足しているなら何の問題もない。 
「そういや、他の二人はどうしたんだ?」 
            「他の二人――ああ、由紀香と蒔の字か。遠坂嬢は知っているかもしれんが、卒業した時に進路が分かれてな。今も会ってはいるが昔ほど『いつも一緒』とはいかなくなった」 
「まあ、そりゃそうだろうな」 
「うむ。その点からすると衛宮たちは羨ましくも思える」 
 蒔寺はその才を買われて、というか学部は壊滅的だったが推薦で体育系の大学へ行って陸上選手として猛訓練な毎日らしい。 
             オフの日にはたまには会うらしいが、そんな日も限られていてなかなか会うことも出来ないとのことだ。 
 いや、たまに会うと以前のままのフルパワーな蒔寺らしいが。 
「三枝は?」 
            「由紀香は家政系の短大だ。以前は休みになると結構一緒に出かけたりもしていたのだがな」 
 そこまですらすらと、結構楽しそうにかつてのクラスメイトの話をしていた氷室の表情が少し翳った。 
 何か、寂しそうな表情。 
 遠坂や桜も同じことを思ったのか、神妙な顔をしている。 
 まさか何か―― 
 そう思ったところで、俺たちの思っている事に感づいたらしい氷室に慌てて止められた。 
「いや違う、そういう意味ではない。むしろ喜ばしいことだ」 
「喜ばしいこと?」 
「うむ。最近、彼氏が出来たらしくてな。そうなるとやはりわたしの優先順位は下がってしまうようだ」 
「うえっ!?」 
 びっくりした。 
 今日で一番びっくりした。 
             まあそりゃ大事件ってわけではないかもしれないが、高校時代はそういう浮いた噂を聞いたことが無かった三枝だ。 
 男子の間で人気はそれなりにあったはずだが、何故か誰も告白しようとかしない不思議な娘だった。 
 そんな三枝に恋人。いや別に悪いことじゃないけどそれはちょっとびっくりと言うか。 
「で、それどんな人なのよ」 
「年上ですか? それともひょっとしてまだ穂群原にいたりします?」 
 そして俄然勢いづく女性陣。 
 ワイドショーで名前しか知らないような芸能人の話であってももりあがるというのに、遠坂や桜にしてみれば結構身近な人物の色恋である。 
 さっきの氷室の話ではないが、知ってどうこうするつもりはなくても興味が湧くのだろう。 
 いや別に俺もそんなこと言っているが知りたくないわけでもない。 
 そんなわけで詰め寄る遠坂と桜の後ろで話を聞く事にする。 
            「私もまだ一度しか会ったことは無いが、しっかりした人物だと思うぞ。何でも、由紀香が難儀しているところを助けられたのが馴れ初めと聞いた」 
「そうすると、穂群原の人じゃあないのね」 
「うむ。年齢は聞いてないが明らかに年上のようだった。私も最初どんな人物かと気をもんだりもしたが、美形だし気は利くし、芸術に理解はあるし運動神経抜群という正に非の打ち所の無いような御仁だった」 
 氷室が凄く嬉しそうに語り続ける。 
 ああ、氷室ってただ単にこう言う話が好きなんだな。 
 活き活きとしている氷室とその脇にいる二人―― 
「何だ?」 
「い、いえ、なんでもありません!」 
「べーつーにー」 
 何故か二人は俺をじっと見詰めていた。 
 んでもって聞き返してみたら桜は慌てて遠坂はなんだかじとめって俺が何かしたのか。 
 何かしたならしたと言ってくれればいいものを。 
 俺がそんなことを思っていると、遠坂は一つ大きく溜息をついて、桜はなんだか苦笑してから氷室の方へと向き直った。 
 そして三人の話は止まらない。 
            「何なら、由紀香も呼ぶか?」 
「いいの?」 
            「由紀香に『遠坂嬢と会う』と言ったらいっしょに来たがっていたからな」 
「それじゃあ、お願い――してもいいわよね、衛宮くん?」 
「ああ、別にいいけど」 
 何かさっきからそこはかとなく蚊帳の外に置かれて会話されているみたいだったので少し不機嫌そうに返事をしてみたが、意に介する人はいないらしい。 
 そんなこと考えている間に氷室は自分の携帯で電話をかけ、二言三言何かを告げるとくるりと振り返った。 
「ちょうど今その彼氏と一緒で、よければ二人で来たいということだが」 
            「是非来てもらって――かまわないわよね、衛宮くん?」 
「ああもう好きにしてくれ」 
 駄目って言っても『衛宮くん』とか言ってる遠坂が聞いてくれるとは思えない。 
桜もどうやらわくわくしながら待ってるみたいだし、まあ俺だって興味はある。 
 そんなわけで承諾すると話は纏まったらしく、また少し話してから氷室は電話を切った。 
「ちょうど近くに来ているらしいから、私が迎えに行こうと思うのだが」 
「一人で大丈夫か?」 
「ああ。往復で十分もかからないと思う」 
 一応声をかけて見たがまだ夕方にもなっていないし、無理についていく必要もないだろう。 
「じゃあ、三枝とその――彼氏の人の分のお茶でも用意して置くよ」 
 俺がそう言うと、頼んだと言い残して氷室は三枝たちを迎えに出て行った。 
 ふう、と思わず息をつく。 
 理由はどうあれ久しぶりにこの家に客が来て思いのほか緊張していたのかもしれない。 
 見ると遠坂と桜も同じだったのか、同じように思い思いに力を抜いているようだった。 
「あー、そうだ。ごめん、こっちばかり話し込んでて」 
 そう言ってテーブルの向こう側に声をかける。 
 向こう側――イリヤとセイバーと、それにライダーが座っている席。 
 見てみると三人とも妙に神妙な顔で―― 
「どうした?」 
「いえ……」 
 不思議に思って聞いてみたが、ライダーからは珍しくハッキリしない答えが帰ってきた。 
「セイバー?」 
「いえ、気にしないで下さい。少し予感が働いただけです」 
「予感?」 
「はい。まあそれが何なのかということもわかりませんが、何かを感じたのです」 
 セイバーもハッキリしない。 
 二人がわからないなら俺が何なのかわかるわけもなく。 
 しかし戦いにおいて予知と言えるほどの直感を持つセイバーが『何か』を感じ取ったのならば何も起きないと言うことはあろうはずもなく。 
 俺はどうしたらいいのかと思い悩むが何かを出来るはずもなく。 
「シロウ」 
「ん?」 
 声をかけられたら素直に振り向くぐらいしか、俺に出来ることはなかった。 
「セイバーとライダーの『予感』についてだけど」 
「イリヤ、何か知っているのか?」 
 そう詰め寄るのと同時に、玄関の扉が開く音がした。 
「行ってみればわかると思うわ」 
 イリヤにはまだ少し聞きたいことがあったが客を放置しておくわけにもいかず、家主である俺は客人を迎えるために俺は玄関に向かう。 
 その後ろには明らかに三枝の彼氏を見ようと言う興味半分と言うか興味全部な遠坂と桜と、何故かまだ神妙な顔をしているライダーとセイバーを連れて。 
 そして玄関にいたのは。 
「衛宮くん、お久しぶりです」 
 そう言ってお辞儀する三枝と、その横で恐らくは手編みのセーターと思しきものを着た、 
「はじめまして」 
 私がお付き合いしている――と照れた三枝がつっかえつっかえ紹介したその人物は。 
 女性のように美しい髪を後ろで結び、切れるような光を放つ瞳を持つその人物は。 
 
「はじめまして、佐々木小次郎と申します」 
 
 そう名乗り、ぺこりと頭を下げた。 
 
 
            
              
             
             
            コチ、コチ、コチ…… 
             時計の秒針が時を刻む音だけが響き続けている。 
             いや、別に周囲が静かだとかそう言うことはない。 
             さっきから氷室と三枝と、そして俺たちでいろんなたわいのない会話を続けている。 
             俺が同学年だったころの話、俺が休学中の話、遠坂の留学していた時の話、そして三枝とその彼氏の――佐々木小次郎の話。 
             話自体はさっき氷室から聞いた内容とそんなに変わりはない。 
             三枝が買い物かごを壊して難儀している時に通りがかり、有り合わせのもので直してくれたと言う、悪い言い方をすればベタな話。 
             その後お礼をするためとか色々あって、何度か会ううちに交際を始めた――それ自体には何の問題もない。友人とまでは言えないかもしれないが、知人の幸せを妬むような趣味はない。 
             それが三枝なら――そんなに親しかったとは言えない俺でも知る穏やかな人柄を持つ三枝の幸せともなれば、祝福するのは当然のことだ。 
             ただ、その相手が。 
             ともすれば女性にも見えるこの美丈夫は。あの柳洞寺の山門に位置して侵入者を迎え撃つ任を持ち、セイバーとも幾度か剣を交えたあの剣士――いや、あの侍と瓜二つと行っても足りないぐらいに似すぎている。 
             そんなことを考えてしまうから会話に身が入らず、思わず時計の秒針の音を気にすることになってしまう。 
             遠坂や桜は何事もなく会話を続けている。 
             そりゃそうだ。俺とセイバーだけがあの侍――と――? 
            「衛宮殿」 
            「あ、うん。何だ?」 
             突然の頭痛に見舞われ、思わず頭を抑えると同時に声をかけられた。 
            「衛宮殿、トイレはどちらかな?」 
            「ああ、トイレなら――」 
             軽く頭を振って意識をはっきりとさせながらそちらのほうに目をやると、小次郎はかすかにくい、と首を動かした。 
            「そうだな、案内するよ」 
            「かたじけない」 
             言って二人で席を立つ。 
             そして部屋を出て無言で歩く。 
             廊下の角を曲がり、今からの声が聞こえ難くなったところで小次郎は足を止めた。 
            「何か、聞きたいことがあるのだろう?」 
             そしてそう言ってにやりと笑った。 
             そう、その表情とたたずまいはあの柳洞寺にいた侍に他ならない。 
            「じゃあ、単刀直入に聞かせてもらうけど。お前、あの柳洞寺にいたアサシン……なのか?」 
            「いかにも」 
             不安に思いながら聞いてみると、さも当然と言った風に答えが返ってきた。 
            「先に名乗った通り、拙者の名前は佐々木小次郎。あの寺の門番として召還されたサーヴァントだ」 
            「――っ!」 
             思わず身構える。 
             しかしアサシン――小次郎は「まてまて」とにこやかに言って俺の肩をぽんぽんと軽く叩いた。 
            「安心しろ。少なくとも私からどうこうしようと言うつもりはない。だからその殺気を収めてはもらえぬか」 
            「――え?」 
            「士郎たちに害をなすと言うのならば、私たち二人が相手になりますが」 
             振り返ると、そこにはライダーとセイバーがいた。 
             二人とも私服だけどその目は小次郎の言うとおり殺気に満ち、きっかけさえあればすぐにでも敵に――小次郎に襲いかからんとしていた。 
             しかし小次郎は笑みを崩すことなく言葉を続ける。 
            「だから待てと言うのに。確かにそこな騎士王との勝負には興味を引かれるが、とりあえず今日のところはそんなつもりもない」 
             そう言って、繊維がないことを示すようになにも持たない両手を上げた。 
             さすがにそんな相手を前にことを荒立てるわけにもいかないのか、二人も納得しきってはいないようだが緊張をとく。 
            「かたじけない。こんなところでもめごとを起こしてしまうと由紀香殿に合わせる顔がないのでな」 
             そう言ってはっはっは、とおどけたように笑う小次郎からは、本人の言うように何の敵意も感じられなかった。 
            「えーと。さっきからの口ぶりからすると、ひょっとして三枝がマスターだったりするのか?」 
            「いや、今も変わらずあの女狐だ」 
             ……えーと。 
            「じゃあお前、こんなところで何やってるんだ?」 
            「『何やってるんだ』とは心外な。由紀香殿とのデート中に呼び出したのはそちらであろう」 
            「いや、そうでなく」 
             あ、いかん。なんか頭痛くなって来た。 
            「お前、山門守ってなくていいのか?」 
            「ああ、それなら首になった」 
            「首って……」 
            「何な、あの女狐と葛木殿の新婚ほやほやバカップルと言うか女狐が一方的にバカップルってるのを揶揄したら『魔力は供給してやるし山門に縛るのもやめてやるからとっとと出てけ』と放り出された」 
             はっはっは、とまた快活に笑う小次郎。 
             いかん、本当に頭痛くなって来た。 
            「幸いにもお手ごろなアパートを発見したのでバイトしながら生活してるのだが」 
            「……意外と、順応してるんだな」 
            「まあ、とりあえずさっきも行った通り敵対する意思はない。よろしく頼む」 
             はっはっは、と。 
             また快活に笑いながら小次郎は居間へと戻って行った。 
            「……いいのですか? シロウ」 
            「まあ別に、いいんじゃないのか? 多分」 
             なんだかまた騒動の種が増えた気がするが。 
             聖杯戦争が終わってもう二年近くになると言うのに、まだまだ騒動の種が尽きないどころか増える一方っぽい。 
             
             
             
             
             
            
             
             |